富山大学生協 学生委員会
 
【受験生の皆さんへ】緊張ってポジティブ

 こんにちは。人文学部人文学科1年のアマゾン川です。

 

寒くなってきましたね。ホッキョクグマさんが元気な季節です。皆様いかがお過ごしでしょうか。ぜひ温かいものを食べて部屋を暖かくして過ごしてくださいね。さて、今回私からは共通テストにまつわる話をさせて頂きます。「共通テスト本番直前に具体的に何をするべきか?」といったことではなく、「当日はどのようなマインドでいればよいか」といったことに焦点を当てて私の考えを話そうと思います。

 

おそらく、共通テスト当日は緊張と不安でいっぱいでしょう。当たり前ですが。ではその緊張と不安な状態は良くない状態なのでしょうか。否、よい状態です。数か月も勉強したのに、その成果をたった1日2日ですべて発揮しなければいけないのです。緊張するに決まっています。しかし緊張には2種類あることをご存じでしょうか?一つは、何も事前に準備をしてこないで試験等に臨み、「絶対無理や。どうしよう。」という絶望からくる緊張です。こちらはネガティブな緊張です。もう一つの緊張は、事前にやれることはやり尽くし、万全な状態で試験等に臨む際の「頑張って勉強してきたけど大丈夫かな。うまくいかなかったらどうしよう。」と4%くらいの期待と96%くらいの不安でいっぱいになる緊張です。こちらはポジティブな緊張です。共通テスト当日に受験生の皆さんが感じるのはおそらく後者、ポジティブな緊張です。この緊張を感じているとき、人は普段よりもよいパフォーマンスができる状態になります。「ゾーン」と呼ばれる、いわゆる覚醒状態もこの緊張の延長線上にあるものなのです。ですので安心してください。そして当日はぜひ自分に言い聞かせてください。「いま緊張しているじゃん!これいい状態や!今日多分自己ベストや!」と。きっとよいパフォーマンスができるでしょう。

 

また、緊張のほかにも試験当日は不安にさせる要素がたくさんあります。例えば、周りの受験生が異様に強そうに見えてしまう現象です。つい「自分より頭がよさそう」とか「不安な自分と違って皆は自信満々なのかな」と思ってしまいます。私もそうでした。しかし実際はほかの受験生もみんな不安でいっぱいのはずです。受験生は皆「挑戦する側」であり「挑戦される側」です。自分だけが劣っているとか周りより勉強時間が足りないんじゃないかなどと考える必要はありません。会場の雰囲気に吞まれそうになると思いますが、ぜひ自信を持って、自分を持ってください。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。具体的なアドバイスをするつもりがただの励ましになってしまいましたが、少しでもお役に立てれば幸いです。富山大学で皆さんとお会いできるのを楽しみにしながら皆さんの健闘を祈っています。

アマゾン川 (2024/12/09)